こんにちは。
今回は、「おすすめの線形代数の参考書」を8つ選んでみました。
大学の線形代数の授業や課題に挫折した人も多いでしょう。
これから大学の数学を学ぶ人や、大学院入試に向けて線形代数の勉強をしたい人向けに、おすすめの参考書を選んでいます。
この記事を読めば、あなたにピッタリの線形代数の参考書が見つかるでしょう!
初学者向きのやさしい線形代数の参考書
やさしく学べる線形代数
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この本は、タイトルに書いている通り、とてもやさしい線形代数の参考書です。
高校の数学の参考書を読んでいるような感覚です。個人的には簡単すぎる印象。
一つ一つの式変形が丁寧にされており、良心的な設計がされています。
基本的な計算中心なので、他の本で挫折したという方におすすめです。
意味がわかる線形代数
まずはこの一冊から 意味がわかる線形代数 (BERET SCIENCE) 新品価格 |
この本は、文章を中心とした説明で理解を促す構成になっています。
数式に比べて、文章や図が豊富なので、数学が苦手な人でもわかりやすい!
理論よりも応用の目線で書かれているので、理論的に難しい部分は省かれています。
数学書の形式が苦手な方におすすめですね。
明解演習 線形代数(明解演習シリーズ)
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この本は、演習を中心とした構成で、線形代数をわかってもらう本になっています。
レベルとしてはやさしい方ではあるものの、ジョルダン標準形やエルミート形式まで幅広くカバーしています。
最初にポイントをまとめて、その後に手を動かして理解する流れなので、効率よく学ぶことができます。
まず、演習をしながら理解したい人におすすめです。
大学生の線形代数
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この本の最大の特徴は値段です。しかもKindle Unlimitedだと無料で読める!
講義形式で、1セクションが1講義に対応していて、学習管理がしやすいです。
また、行列の対角化まで扱っており、値段以上のお得感があります。
理論を中心とした線形代数の参考書
線形代数入門(基礎数学)
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個人的に難しすぎず、簡単すぎない、ちょうどいい線形代数の参考書です。
理学系の大学1年生におすすめするなら、間違いなくこれです。
行列式や固有値・固有ベクトルなど、ただ定義を伝えるのではなく、その意味や本質を教えてくる良書です。
理論的な入門書として1冊目に読むべき本だと言っても過言ではないです。
線形代数の世界
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この本は線形代数のその先にある、抽象的な代数理論を見据え話が展開されています。
なので、線形代数の参考書として1冊目に選ぶと多くの人が挫折すると思います。
ある程度、ベクトル空間や写像の扱いに慣れてきてから読むと、とても面白く感じます。
群・環・体の考え方や、双対空間、商空間といった、一般的な線形代数の入門書ではみないような単語や概念に触れることができます。
抽象数学に興味がある人や、代数学に触れてみたい人におすすめです。
いい意味でカルチャーショックに会うと思うので余裕がある人は読んでみてください!
演習や大学院入試におすすめ線形代数の参考書
線形代数
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各セクションの初めにまとめがあり、その後に問題と解説が繰り返される構成になっています。
ともかくレパートリーが豊富なので、苦手な分野を選んで解くことができます。
中には難しい問題もあるのですが、ポイントがいくつか紹介されているので、それを参考に解いてみることもできます。
入試問題以外にも、適当な類題を挟んでありますから、線形代数の分野を網羅的に演習することができます。
新版 演習線形代数
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上記の本に比べる、基礎的な問題が中心の構成になっています。
問題数が豊富なので、まんべんなく力を付けたい人におすすめです。
解説が丁寧で、高校の時に使ったチャート式を思い出します。
まとめ
今回はおすすめの線形代数の参考書を紹介しました。
当ブログでは、数学や統計学に関する書籍をたくさん紹介しています。
気になる方は、以下の記事をご覧ください。
【数学科おすすめ】集合・位相おすすめの参考書5選【大学数学】
【分野別100冊】統計学おすすめの本100選【統計学入門書】
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