こんにちはたくまろです。今回は、数学専攻で統計学や機械学習を研究していた身として、統計学に関するおすすめの入門書をいくつか紹介したいと思います。
「どんな本を選べばいいの?」
「分かりやすい本を紹介してほしい!」
そのような疑問や、要望に答えれるような記事を作ってきました。
良かった是非ご覧ください!
どんな本を選べばいいの?
僕の主観的な選び方を紹介します
著者を調べる
まず、僕が本を選ぶ上で特に重要視していることは、だれが書いたか?です。
大体、一番後ろのページに著者の経歴などが書いていることが多いです。
例えば、理学博士と文学博士、どちらの統計学の本を読みたいと思いますか?
文学博士で統計学の専門書を出している人もいるのですが、やはり理学博士が書いた本の方がより専門的なことが学べそうですよね。
他にも、大学の教員の場合だと、どこに所属しているかで今の専門分野が分かるので、自分の学びたいならおすすめ領域に近い人を見つけることが出来ます。
自分のレベルにあっているか?
例えば、時系列データについて勉強したい!!と思って、いざ、確率過程の本を開きました。
すると、可測空間や確率測度といったよくわかんない言葉連発して、コルモゴロフの公理が登場して、確率がますます分からなくなってしまった!
みたいなことに、なるかもしれません。
その本だけで、上手く完結できている良い本もあれば、基礎的なことは分かっている前提で話を進めている本もあります。
最初の書き出しで、だれに向けて書いているのか?
学部2,3年生なのか?それとも院生向けなのか?
が書かれていることが多いので、買う前に読んでおくとギャップを感じにくいと思います。
文章の書き方や体裁
これは好みですが、読み物のような形式がいい人や、数学書のように「定義・定理・証明」のような硬い形式がいい人もいます。
僕の場合、圧倒的に後者が好きです。そこの好みはハッキリさせた方がいいですね。
読みなれていないなら、読み物のように読んで理解するタイプの本がいいかもしれません。
他にも、意外と気になった部分としては、改行がきちんとされているか?です。
よく、製作費をケチって、数式なども改行しないで書かれている本もあります。
実に読みづらいので、きちんと行間が空いている本を選んだ方がいいですね!
大学院生がオススメする統計学の本10選
2020年、大学院時代に投稿した記事です。
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【初心者におすすめ】はじめての統計学におすすめの本
統計学初心者におすすめの本を集めました。
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多変量解析は、ベクトル量を扱った統計学です。
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【初心者におすすめ】統計学のための数学おすすめの本5選
多変量解析や機械学習を扱うにあたって、数学的な知識は必要不可欠です。
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【初心者におすすめ】統計学のための最適化おすすめの本4選
機械学習を学ぶにあたって、最適化は現在でも研究の対象になっているトピックの一つです。
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