こんにちはたくまろです。この記事は、大学院に行ってから就職しようか悩んでいる大学生に向けて書きたいと思います。大学院って研究するところってイメージありますよね。
「研究が忙しくて、就活ができない気がする…」
「大学院修士まで行きたいけど、両立が難しい…」
そのように思う人も多いと思います。確かに、大学院というのは勉強というより、研究をする場所です。アルバイトや課外活動で研究を厳かにしてはいけないとは思います。しかしながら、就職は切っても切れないことの一つだと思います。
結論から言うと、両立は絶対出来ます。そこで今回は、大学院で就活と研究を両立する方法をまとめました。
この研究分野は忙しいかも!
理系で、実験や実習が必要な分野は忙しいです。というのも、実験や実習は時間がかかります。また場所が限定的なためどこでもできるわけではありません。なので、いろんな意味で拘束されやすいです。
有機化学系:一日の大半を実験室にこもっています。有機合成が上手くいかなくて何度も、実験を繰り返す日々を送れます。結果をまとめるのも時間がかかるので、ブラックな研究室であることが多いです。
薬学・医療科学系:有機化学系と似たようなことがよくあるのに加えて、臨床実験をするので、一つの実験が長いことがよくあります。拘束時間が長いので、家になかなか帰れないかもしれません。シャワー室や横になれるソファがあるといいですね。
植物資源系:動物資源に比べて、植物資源は適切な季節の適切な時間帯に調査をする必要があるので、タイミングを合わせる必要があります。そのタイミングを逃してしまうと、調査が出来ないのですべてがパーになります。自家用車がないとこの分野は厳しい。
社会工学・サービス工学系:実験や実習などはないですが、大学院だと企業との連携で研究をすることが多いです。「いついつまでに、これを調査して傾向を見つけてほしい」などのことを任されることが多いです。上手く就職につなげることが出来ればいいですが、研究というよりも仕事している感覚に近いです。
大学院はどの研究科でも大体、忙しいです。私は、情報系なので実験や実習はなかったので、新しい文献が次々と出るので、その勉強がとても大変でした。文献調査は文系の方がもっと大変だとは思います。特に、分野が決まってない方は、情報系がおすすめです。なぜならIT分野が今は売りて市場だからです。
【就活両立できる!】大学院で就活、研究の両立って可能?【方法おしえます】
研究室選びを慎重に!
多分、最も大事な部分ですが研究室を選ぶときに、自分の進路のことをはっきりさせた方がいいです。ただ、僕のように優柔不断で研究をしてから決めたいという人は、とりあえず就活をする予定で伝えた方が無難です。指導教員の多くは学生が博士課程に進んで欲しいと思っています。なので博士課程に行くといって、就活をするとイメージが非常に悪くなります。
自分が就活することを述べ、両立が出来る研究室か選ぶ必要があります。直接、指導教員に聞いてもいいですが、聞きにくいと思うので、先輩方に聞いた方がいいです。
最近は、大学院修士卒の人も多くなってきています。なので、割と就活に寛容な研究室が多くなっています。また、実験や実習がないような情報系や文系の大学院の場合だと、週に1回程度、研究室に行って報告やゼミ、セミナー等をしていれば問題がない所が多いです。最近だと、オンラインでやることも多いので、場所に縛られることがなくなっています。
おそらく、この研究室選びがかなり重要です。ここをしっかりとやらないと指導教員と折り合いがつかず、中退するケースもあるので、研究室選びは慎重に行いましょう。
自分の分野を生かした就活をする
当たり前かもしれませんが、自分の専攻分野をいかして就活をすすめた方がいいです。前の記事でも書いていますが、いろいろな業界に手を出すとそれだけで時間が消費されてしまいます。
また、インターンや説明会など行かなくても、自分の専攻分野が生かせるような企業であれば、企業側も欲しがるので、比較的簡単に内定をもらえます。研究が大変な人ほど、その分野の苦労をわかっているような企業の選考を受けると、その努力が報われることが多いです。
自分の専攻分野が生かせる企業の場合、企業が優秀な人材を求めて早期で内定をだすこともよくあります。繫忙期を避けて、自分の空いている時間で内定をもらうこともできます。この場合、インターンで声がかかるケースが多いの夏期インターンなどに応募することをお勧めします。
スケジュール管理をする
当たり前かもしれませんが、これも大事なことの一つです。特に学会のスケージュールや中間発表なの日程を把握する必要があります。学会が近いのに、インターンや選考を入れてしまうと、とても慌ただしくなりますようね。予め日程を把握して、精神的に落ち着いている期間を炙り出しておくと、就活と研究の両立がしやすいです。
また、学会発表や論文投稿などは就活する上で良いポイントになります。これらは、自分の研究をする能力や、どのようなことを研究しているのか示す材料になるからです。研究の成果は、企業がしっかりと評価してくれます。楽に就活を進めたい人ほど、本気で研究をした方がいいです。
学内の説明会を利用する
恐らく、どの大学でも合同説明会などが行われることがあるのではないでしょうか。研究が忙しい人は、そのような学内のイベントに参加するのがおすすめです。参加すること自体にも意味があるのですが、担当者の方と直接話す機会が作れるというメリットがあります。そのような、合同説明会に来る方はその学校のOB・OGであることが多いです。なので、実際にどのようにして就活したのか、何をしたのか話すことが出来ます。
学内のイベントの場合、参加者も限られてくるので少数になりやすいです。その機会を利用して、個別に話すことが出来るので積極的に参加した方がいいです。
就活サイトのエージェントを使う
就活のプロに相談するのもありです。研究の両立が難しい場合でも、最良の企業や自分自身にあった企業を紹介してくれます。大手のリクナビやマイナビなどは、抱えている就活生の数が多いので、一人ひとりの相談には乗れないことがほとんどですが、分野や業界を絞った、サイトの場合は登録者の数が少ないので、個別に相談に乗ってくれることが多いです。もちろん、無料です。詳しくは以下で紹介しています。
研究との両立を考えてくれる就活サイト
ラボベース(LabBase)
これは、私が一番使った就活サイトです。最近できたサイトですが、理系の就活に特化したサービスです。初めに自身の専攻分野を聞かれて、それである程度グルーピングされます。そこで、実際に企業の方とお話をして自分の専攻分野とマッチしているか聞くことが出来ます。ある程度、グルーピングをしているので少人数の説明会になることが多いです。なので、企業との距離感が近くよりコアな質問をすることが出来ます。また、大手の大企業もたくさん登録しているので、上位校の学生も利用しています。
詳しくはこちらから>>LabBase
キャリアチケット
一度説明会に行ったのですが、そこでの対応を良かったので紹介します。キャリアチケットは幅広く、優良な企業を見つけ出してくれます。はじめに直接会ってカウンセリングをして、さまざまなことを聞いてくれます。なので、研究が忙しいような旨もちゃんとわかってくれます。そして、絶対に内定をとれるまで一緒に頑張ってくれます。とても親身になって対応してくれたので、自分自身にあった企業を見つけてくれます。
詳しくはこちらから>>【キャリアチケット】
まとめ
両立できるか不安な方が多いですが、それでも数多くの人が就活に成功しています。大学院は自分専門知識や技術をより高めてくれる環境が整っています。学部生のころよりも忙しくはなりますが、大学院での研究は必ず就活に生きてきます。
もう一度言いますが、工夫次第で就活と研究の両立は絶対に出来ます。