こんにちはたくまろです。この記事は、これから大学院入試を控えている学生に向けて書いています。
「内部生なら入試は落ちないでしょ!」
「大学院入試なんて、形式的なもの」
なんて考えてないでしょうか。実際、僕も大学院入試を受けるまでそのように考えていました。しかし、内部生だとしても大学院入試は普通に落ちます。周りでも、何人か落ちていました。この記事では、
- 大学院入試の仕組みと最近の傾向
- 内部生は有利だけど、100%ではない
- 大学院入試に落ちないためには
- 大学院入試に落ちてしまった時の対処法
について書いています。
大学院入試の仕組みと最近の傾向
大学院入試は、名前の通り大学院に入るための試験です。その為、定員があります。もちろん学部の時に比べると、席が少なくはなっています。なので、落ちてしまう人もいます。ただ、定員は多少オーバーすることはよくあるので、大学入試のように惜しくも落ちてしまうことはないです。それなりに頑張っている生徒は大学院入試の場合、まず落ちることはありません。ちなみに推薦入試などもあります。
入試科目について
入試の形態は大学や研究科によって違いますが、一般入試の場合は「筆記試験+面接」または、「学力を証明できるもの(TOEFLやTOIECなど)+面接」が一般的です。内部生の場合、面接が有利です。なぜなら、自分の指導教官が面接官になることが多いからです。面接の得点比率が高い場合、外部から編入するのが難しいので、筆記試験や学力証明の得点比率が高いような大学や研究科を選んだ方がよいかもしれません。
最近は外部生にも優しい
実は、国立大学の大学院入試では外部生の採用が多くなっています。理由の一つとしては留学生の増加などによって、日本の大学に入りたいと思う外国人学生が増えたためです。国によっては専門的なことを学べる大学や大学院がなく、補助制度が多い日本の大学に入りたい外国人が増えています。それゆえ、外部生の枠も増えているのが現状です。なので、内部生だから大丈夫と過信していると、本当に入試に落ちてしまうのが現状です。
他にも社会人採用や帰国子女採用も
今の大学院はさまざまな年代の人が平等に学べるようになっています。会社で働いている社会人や、日本の文化をほとんど知らないような帰国子女のための枠も存在します。なので、内部生の枠が少しずつ削られています。
内部生は有利だけど、100%ではない
上記の通り内部生の枠が削られているのは事実です。とはいっても外部生に比べると、有利であることは変わりません。
例えば、学部生の時から教えていた内部生と、また一から教えなければいけない外部生のどちらを合格させたいですか?もちろん前者ですよね。手塩に掛けた学生を落としたくないですよね。また、情報の乏しい学生よりもある程度素性が分かっている学生の方が安心して、受け入れできますよね。そのあたりが、内部生が有利になる理由です。
しかしながら、落ちる人は落ちます。有利だからといって高を括らず、自分の専門分野ぐらいはちゃんと勉強しましょう。
大学院入試に落ちないためには
まず、勉強をする
大学院入試といっても、そこまで難しい問題は出ません。基本的に学部の1,2年でやったような問題がほとんどです。なので、1か月もあれば対策はできると思います。私も、自分の専門分野の勉強しかしていなかったので、分野外の基礎的な内容はちゃんと勉強しました。それが出来てれば、ほぼほぼ合格したようなものです。最低限、自分の専門分野の問題は解けるようにしましょう。
指導教員に話を聞く
大学院入試の作題者や面接官は指導教員になることが多いです。問題まではわからないですが、どのような対策をすればよいか?ぐらいは教えてくれます。なので、指導教員とは仲良くしましょう。
筆記試験が終わったら、面接の対策
大学入試のように、志望理由や力を入れたことなどはあまり聞かれません。その代わりに、面接では前日の試験の内容や、研究テーマ等を聞かれることが多いです。なので試験で間違えた部分は必ず、次の面接で聞かれるので間違えた部分の正しい回答を事前に用意しましょう。内部生の場合は、筆記試験がどんなに悪くても、面接がちゃんとできていれば印象操作でどうにでもなります。筆記試験が出来なくても、あきらめないでください。
大学院入試に落ちてしまった時の対処法
後期試験を受験する
後期試験がないような大学院もありますが、ある場合は受験してみてください。特に内部生の場合、後期試験は前期試験に落ちてしまった人の最後の受け皿になっています。あきらめず、もう一度受けてみてもよいのではないでしょうか。
就活をする
就活も一つの手です。ただ、大学院入試は早くても7月なので、大手の募集は締め切っているとこが多いです。なので、そのような場合はエージェントを使って、自分にあった企業を見つけてもらった方が早いです。おすすめの就活エージェントサイトは以下の通りです。>>キャリアチケット、キャリチャン
研究生になる
自分の所属する研究室の研究生になるという道があります。これは、研究室に雇われて研究の手伝いをする人です。正直、僕はおすすめしません。時間をどぶに捨てているようなものなので、だったら就職した方がいいです。研究生になってもあまり得られるものはありません。だったら、大学を卒業しないで、一年間留学などした方がいいと思います。
他大学へ進学
自分の研究分野に近いことをやっている研究室が他の大学にあるのでしたら、そこを受験してもいいかもしれません。しかし、一度大学院入試に落ちてから選ぶことになるので、印象はあまりよくないです。きちんと研究計画を作り、やる気を伝えないと他大学への進学は難しいです。
まとめ
大学院入試は落ちるのか?についてまとめてみました。ちゃんと勉強しないと内部生でも大学院入試に落ちてしまうことが分かってもらえたでしょうか?ほかにも大学院のことをまとめた記事を書いています。ぜひ、ご覧ください。