【博士課程に進んだ理由とは】大学院で博士課程に進学するメリット5選

こんにちはたくまろです。この記事は大学院の博士課程に進学しようか、悩んでいる大学生や大学院の修士課程の学生に向けてこの記事を書いています。皆さんは大学院の博士課程はどのようなイメージでしょうか?

「博士課程は人生の墓場

「博士課程は就職できないやつの集まり」

「博士課程行くなら、働いた方がまし

など散々な言われようです。僕も高い給与をもらって、定時で退社できるような大企業に勤めた方が博士課程に行くより圧倒的に幸せだと思います。しかし、私は就活をして内定を獲得したのにも関わらず、それを辞退して博士課程への進学を決断しました。どうして、そこまで博士課程にこだわるのかその理由とメリットを紹介したいと思います。

博士課程とは?

博士課程とは一般的に、博士後期課程のことを指します。大学を卒業後、大学院に進学する場合、はじめに博士前期課程もしくは修士課程に進学します。これは2年間で、これらを修了すると、修士号(Master)が与えられます。これが、俗にいう修士卒です。

さらに博士前期課程や修士課程の終了後、3年間かけて大学院で研究するのが博士後期課程です。大学で4年間、修士で2年間、博士で3年間かけてようやく博士号(Doctor)が与えられます。大学院の中には、一貫性博士課程というものがありこれは、博士課程の前期と後期を合わせた5年間で大学院を修了して博士号を取得できるシステムです。この場合、修士卒という概念がありません。
※今後、博士前期課程→修士課程博士後期課程→博士課程で話します。

博士号というのは、それだけ取得するのに時間がかかり大変な道のりであることが伺えます。今の日本では博士課程に進学する人はほんの一握りで、大体の人が修士卒で企業に就職します。

ちなみに、今の日本では博士号の取得者が年々減少していますが、まわりの先進国は年々増加しています。中国やアメリカは博士号の取得者がものすごい勢いで増えています。それほど日本では、博士になじみがなく博士課程のイメージがネガティブなものが多いのも取得者の減少が理由なのでしょう。

この状況を常識的に考えたら、博士課程に行かないと思いますが、博士課程にもメリットがいくつかあります。一人でも多く、この記事をみて博士課程に興味を持ってくれると嬉しいです。

【博士課程に進んだ理由とは】大学院で博士課程に進学するメリット5選

博士号があると大学教員として働くことができる

文系の一部だと、修士卒でも雇ってくれる大学や専門学校もありますが、ほとんどの学校では博士号や研究実績が大学教員として働くのに必要です。大学教員も決して暇な職業ではないのですが、教授クラスになると年収1000万は超えてきます。それに加えて研究費も国からもらえます。また、大学教員だと自分の専門分野の講義をしたり、学生を指導することでお金をもらうことができます。また、比較的自由に授業日程などを組むことができるので、高校の教員に比べると自由度が高いです。

ちなみに、大学教員以外でも研究所等でも研究者として働くことが出来ます。例えば、理化学研究所産業技術総合研究所など。企業が持っている研究所などの募集要項等を見ると「博士号を有している」という条件が記載されていることが多いです。

博士号は自分の研究力や知識量を示す、世界に通用する資格です。アカデミックな世界で有名になりたいなら、取得した方がよいです。

奨学金などの補助が豊富

大学や修士課程の時と比べる、圧倒的に奨学金の種類が豊富です。例えば、日本学術振興会の特別研究員などに選ばれると毎月20万円ほど給付されます。ほかにも、本庄国際奨学財団山田長満奨学会吉田育英会など博士課程の学生を対象に好条件で奨学金を給付してくれる団体が多いです。他にも、RA(リサーチアシスタント)として、雇ってもらうこともできます。有名なものだと産総研理研などがあり、幅広い分野で募集されています。RAを募集している大学院も多数あるので、所属する大学のRAに採用されるのもありですね。なんにせよ、博士課程になると金銭的なサポートをたくさんしてくれます。モチベーションにもつながります。

また、JASSO(日本学生支援機構)の貸与型の奨学金の場合、成績上位のものは返還免除を受けることが出来ます。これは、論文投稿や学会発表の回数や成績などで判断されるのですが、博士課程に進む人を優先的に選ぶことが多いです。なので、博士課程に進むのであれば免除される可能性が高まるので、利用したほうがよいですね。

学生を名乗れる

博士課程は大体24歳以上の人が多いです。下手したら30歳以上の人もざらにいます。周りの同世代はもう社会人ですが、博士課程に進めば学生を名乗ることが出来ます。すなわち、学割を使うこともできますし、年金も学特で免除されます。所得税の控除もあります。学生だと、経済的な緩和措置がされることが多いので利用した方がよいです。

また、学生だと社会人に比べると時間的に余裕があるので、短期的にさまざまなことを自由に学べることが出来ます。研究以外のことも学ぶことが出来ます。短い期間ですが、学びの時間を増やせると思えば、博士課程に進むのも悪くないです。

“Dr.”を名乗れる

ドクターは一般的に医師などを指しますが、博士の学位をとると、Mr.やMs.などのほかにDr.をなのることが出来ます。特にDr.だから何かが変わるわけではないですが、かっこいいと思いませんか?飛行機とかのチケットの名前にも、Dr.~と書くことができるので、少し優越感に浸れます。ただそれだけです。

論文を通じて名前を残すことが出来ます。

学会誌などに論文を投稿して、受理されれば自分の名前が研究とともに世界中に発信されます。学会誌に乗った自分の名前は、自分が死んでも残り続けます。普通に生きているだけでは歴史上の人物のように名前を残すことが出来ませんが、論文の形で自分の名前を残すことは、著名人になるよりも簡単で後世まで残りやすいです。つまりは自分の生きた証を研究という形で残すことが出来ます。それをできる近道が博士課程で研究をすることだと思います。

博士卒の需要が上がっている!?

実は最近、博士卒の人材を欲している企業が増えています。十数年までは、博士卒は社会不適合者などと呼ばれて、企業への就職は難しいとされてきました。しかしながら、技術の多様化専門的な知識技術開発において必要になり、最先端の研究をしているような学生を欲している企業が増えています。特に2020年現在では情報分野の発展がめまぐるしく、AIや機械学習分野の専門知識を身に着けた即戦力になる博士号取得者を求めています。修士号取得者の数も大分増えており、修士号取得のハードルが下がっているため、中途半端な修士卒よりも研究能力にたけた博士卒を積極的に採用しています。日本全体を見ても政府が博士号の取得を増やそうとしているので、就職先も以前に比べると増えています。

まとめ

大学院博士課程はあくまで研究をするところです。なので、研究があまり好きではない方には向いていないです。就職した方がよいです。しかしながら、研究することがあまり苦ではないのであれば、博士課程に進むことをお勧めします。昔に比べ現在はさまざまなサポートが充実し、就職もしやすくなっています。

私も、最初は就活をして内定をもらったのですが、「このまま就職したら、自分の才能が埋もれてしまう。」と考えて、博士課程を選びました。皆さんも悔いが残らない決断を。

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